大人の発達障害(ADHD)とは
発達障害とは、持って生まれた脳の機能異常といわれています。
そのため発達障害自体は治療が難しく、また日常生活に支障が出なければ問題にはなりません。
しかし、社会生活を送るにあたって様々な問題が生じる場合もあります。
まずは周囲の方に発達障害の特性を理解して頂き、支えてもらうことが必要となってきます。
その中でADHD(注意欠陥多動性障害)といわれるものは、現在はかなり診断および治療が可能となってきました。
症状としては、
- 落ち着きがない、そそっかしいと言われる。
- ケアレスミスや、忘れ物が多い。
- 時間配分が苦手。
- 注意散漫と言われる。
等があります。
上記の症状により社会生活や人間関係に支障を来たし、「うつ病」を合併することもあります。
また、「うつ病」として治療を受けているが、なかなか良くならず、実はADHDだったという事もあります。
上記症状は子供の頃からみられる事が多く、「性格だから仕方ない」と諦めてしまっている方もみえます。
治療方法
治療としては、ADHDに効果があるといわれている薬物治療が主となります。
ただ、薬物治療をしなくとも診断によってご自身の特性を理解し、今後のより良い生活につなげていく方もみえます。
診断を受けられた際は、まずご自身の特性を理解して頂き、薬物治療をするか否かご相談下さい。