強迫性障害とは
強迫性障害とは、誰もがもっている「こだわり」や「不安」が強くなり、そのために同じ確認行為を繰り返し、日常生活に支障を来たしてしまう病気です。
何度も繰り返し確認することを、自分では「意味がない、馬鹿げている」と感じてはいるが、やめられなくなってしまいます。
自分の意思とは関係なく頭に浮かぶ不快感や不安感を「強迫観念」、それを打ち消すために不合理な行動を繰り返してしまうことを「強迫行為」といいます。
具体的には、
- 汚れがついたり感染することを極度に恐れ、手洗いに多くの時間を費やしてしまう。
- 外出する際に、ガス栓やカギの閉め忘れが気になり、外出先から自宅に何度も戻ってしまう。
- 物事を自分で決めた順番で行わないと、不吉な事が起こる予感がして、その順番に強いこだわりをもってしまう。
等があります。
また、ここに記載できないくらい「こだわり」の症状は多岐にわたります。
他人から見ると、やっかいな「癖」と片づけられてしまう事もあるかもしれません。
治療について
治療については、抗不安薬、抗うつ薬といった薬が有用となります。
また、重度であればカウンセリングを並行することも必要となってきます。
この病気については難治性の場合もあり、辛抱強く治療を続けていく必要があります。