うつ病

うつ病とは

うつ病とは誰もがかかる可能性がある、気分が沈んで憂うつな状態が長期間続く病気です。
一生の間に日本人の5人に1人がかかると言われている、現在では珍しくない病気のひとつです。
うつ病になると気分の沈んだ状態が何週間から、長い方は何年と大変長期間にわたり持続することもあります。
また、うつ病の患者さんには、自分が怠けているだけだ、自分が悪い、と自分を責めてしまうこともあります。
下記のような症状が続くようなら、お早めにご相談下さい。

• 今までやれていたことが出来なくなった。
• 身体が不調で、検査を受けたがどこも悪くないと言われる。
• 楽しいと思う事にも興味を抱かなくなった。
• 食欲がわかなくなった。
• 夜、眠れなくなった。
• 仕事や家事に集中できなくなった。
• 疲れがとれず、起き上がることができない。
• 消えてしまいたいと思うようになった。

治療について

1. まず第一に十分な休養をとることが大切です。また、適切な睡眠や食事をとる事も必要であり、休養中も生活リズムを崩さないことが大切です。

2. 薬物治療についてはSSRI、SNRI、NaSSAといわれる最新の抗うつ薬を中心として、必要に応じて睡眠薬、抗不安薬、漢方薬を組み合わせていきます。
   最小限の薬で可能な限り、症状の軽減を目指します。
   一部、漢方薬が効果を示すこともあります。

   抗うつ薬は、効能が出るまでに約2〜4週間かかるといわれており、また1年〜2年の治療継続が望ましいと言われております。
   長期にわたり治療が必要な場合もありますが、再発を予防するためにも根気強く治療を続けていく事が大切となります。